Scripture(聖書の言葉)
6 私は、こんなにも早く、あなたがたが神から離れて行くことに驚いています。神様はあなたがたに、キリストを通して永遠のいのちを与えようと、愛と恵みをもって招いてくださったのではありませんか。それなのにもう、あなたがたは別の「天国への道」に踏み込んでいます。そんなものは、天国への道から全くかけ離れています。 7 私が教えた道が、唯一の天国への道なのですから。あなたがたは、キリストに関する真理をゆがめて変質させる者たちにだまされているのです。
Observation(観察)
ガラテヤ書は異邦人クリスチャン達に宛てて書かれた書物と言われている。紀元58年頃の作とされている。イエス様の十字架から25年ほど、異邦人伝道が始まってから10年も経っていないのではないだろうか。しかし、この時点ですでにキリスト教は変質の危機に際していた。ユダヤ教のしきたりを守らないと救われないという誤った教えがガラテヤの異邦人教会に入ってきた。十字架が唯一の救いであるという最も重要な教義を揺らがせる教えだ。
あるいは、この教えを持ち込んだのは悪意ではなく、善良なユダヤ人クリスチャンかもしれない。(もちろん明確な教会の破壊を目論んだ可能性もあるが)当時ユダヤ教の一派とみなされていたキリスト教に対し、ユダヤ教的思想を付与し、回帰させようとする働きだったのかもしれない。
しかし、神の計画は決して揺るがない。パウロを用いて正しい憤りを起こさせ各教会に警告の手紙を出し、エルサレム会議にて初期キリスト教の教義の骨組みを確立したのだ。
Application(適用)
鉱物やある種の元素は長い期間変化せずその姿を保つが、人の心は簡単に変わってしまう。無意識に自分の記憶を書き換えてしまうほどだ。だからこそ、教えは書物という形て記され、写本され、印刷され、現代では改ざん不可能な形で配布されている。私たちは信仰を持った時の気持ちをしっかり持つと同時に、変わらないみことばに繰り返し触れることで、自分の信仰の変質を防がななければならない。
Prayer(祈り)
イエス様、パウロや使徒達に思いと勇気を下さり、神学の最初の危機を乗り越えさせてくださり感謝します。受け継ぐ私達も、みことばをまっすぐに受け取り、実行し、伝えるものとなりますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。