この世との摩擦(創世記34:24-30)

Scripture(聖書の言葉)

24 全員が賛成し、割礼を受けました。 25 しかし、それから三日後、傷がまだ治りきらず、少しでも動けば痛くてたまらない時、ディナの兄シメオンとレビが、剣を振りかざして町を襲ったのです。彼らは何の反撃もできず、男は一人残らず殺されてしまいました。 26 ハモルもシェケムも殺されました。二人はディナをシェケムの家から取り返し、テントに連れ帰りました。 27 そのあと、ヤコブの息子が全員で町を略奪しました。妹がそこで辱められたからです。 28 町の中にある物も外にある物も、羊も、牛も、ろばも何もかも奪い、 29 女や子どもたちは捕虜にし、全財産を取り上げてしまいました。

30 そのやり方のひどさにヤコブは、レビとシメオンを責めました。「おまえたちのおかげで、私はすっかり憎まれ者になってしまった。付近に住むカナン人やペリジ人は、私のことを、さぞかし血も涙もない男だとうわさするだろう。こちらがこんな少人数では、彼らに攻められたらひとたまりもない。」

Observation(観察)

ヤコブの娘ディナがヒビ人シェケムに手籠めにされた。シェケムは有力者の息子で、その父親共々娘をもらえないか、代わりにこの地に定住しないかと持ちかけた。それに対しレビとシメオンは、町の人々が全員割礼を受けることを条件とした。割礼を受けて痛みで彼らが動けなくなっている頃、シメオンとレビは剣で男達を全員殺し、妹を奪還し、町を略奪した。

直接的な殺人について描かれているのはカインによるアベルの殺害の記事についで二回目だ。それがヤコブの息子達によるものであるのは興味深い。

近隣の町の人々から見たら規模は小さいが恐ろしい集団に見えたことだろう。

それでも、ヤコブの一族は神の祝福を受けた特別な存在として保たれた。人間的な視点で見たら復讐者であり殺人者だ。しかしこの時点ではその働きは明らかにされていない。

また、この事件は、ヨセフが長子の権利を得る遠因になっている。

長男のルベンは別な事情で権利を失い、次男であるレビ、三男であるシメオンもこの件で退けられている。

Application(適用)

このような箇所をどう捉えて良いのか悩むが、イスラエルが独立した民族として成立するまでには他の集団との交流や摩擦は数多くあったことだろう。きれい事では済まないことも多数有ったとも思う。ヤコブにとっては、息子達の起こした問題と神の約束の乖離に、苦しんだことは間違いないと思う。

それは私たちにとっても同様だ。日々の生活は決して清らかな物では無い、自分の感情一つ振り返ってもとても人様にみせられる様な物では無い。けれど神の計画は私たち一人一人にあり、自分の居場所を見失いそうなときであっても連れて行ってくれるのだ。自分にでは無く、ただ神に信頼しよう。

Prayer(祈り)

イエス様、自分ではコントロールできない事態に翻弄され、疲れてしまうときがあります。

けれども神のご計画は進んでゆきます。お任せします。再び立ち上がる気力を下さい。

イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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